韓国ミルの6月価格が発表された。100ウォンの上げだが為替の影響で、日本円としては7円ぐらいの上げにしかならなかった。これで大手シッパーは思い切って価格を上げる事はかなり苦しくなっただろう。また、国内ミルも積極的な価格政策は鳴りを潜めつつあり、上値の上伸も当面は無さそうな感じで、一旦この辺が天井ではないかと思われてきた。ここからジリ上げになるのか、下落に転じるのかは不明だが、どちらの可能性も否定し難い状況ではある。
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先週と同様にさほど変化のない1週間ではあった。上がるでもなく下がるでもなく、という状況が続いている。LME自体も張り付いている状況である。
工場発生量等はそんなに悪くないという印象で、物が無いのはそこではなくてオールド屑の方が原因である気がする。解体案件等が一時よりもかなり減っているイメージで、新切れ比率が低い関東・東北エリアは余計に発生量が落ち込んでいる。新切れ比率の高い地域は出し渋りが発生減の原因ではないか。
一旦全体的な10円上げにて状況は落ちついたかに見えるが、市中的には未だ5円程の値上げは在り得るという見方が優勢である。特に中部ミルの価格の高さが現在は主流にであり、そこに合わせると確かに+5円ぐらいは必要なのだが、全ての地域でそれが当てはまるという訳ではない。当面は下げに移行する事は無さそうだが、状況的にこれ以上天井知らずに値上がっていくという事も中々難しいのではないか。バージンで製品を作るよりも安く作れる事をスクラップメリットと呼ぶが、これ以上の値上げはLMEが上昇するならそれも維持されるが、現在の様に停滞しているとスクラップ価格も停滞するというのが普通の考え方である。足元ではそろそ限界に近づいてきている。
連休中のLMEの上げの動きを受けて、中部ミルは@5円の値上げ予定を@10円として対応した。これを受けて、市中全体として@10円の上げは既定路線として、各問屋等もこれに対応せざるを得ない状況となった。
今回はシッパー等は苦しい状況で、海外特に韓国向けは韓国ミルが数量的にそれ程必要のない状況から、積極的に購入に走れなくなっている。
現在は完全に国内ミル主導の相場になっているが、強気の購入が続くのはそれぞれの事情から後1か月ぐらいではないだろうか。
中部ミルの値上げ、大手シッパーの追随値上げ等もあり、市中は完全に値上げ一色という状況になってしまった。ここにきて需要家の中でも必要としている先と必要としていない先で対応が分かれてきている。今週は連休を控えている事もあり、荷動き自体は低調に推移しそうであるが、発生自体は一時よりも上向いてきている感触はある。連休中のLME相場がどう動くかもポイントではあるも、基本的にはこの流れで進んでいきそうではある。
インドネシア初の値上げの件でLMEは、一旦跳ね上がった。18,000ドル台に入り、これまで値上げの外部的要因は無いが、無いもの高からの期待値でスクラップ価格がじり高になっていた状況が、外部的要因が追い付いてきた状況に変わってきた。これで市中の期待値は一段階上がってしまうだろう。対応無しでは荷動きが止まる可能性はある。ただし、海外の買値が上がっている訳では無いので、シッパー等が攻勢をかけるにはかなり心もとないので、一気に跳ね上がっていくという状況にはないだろう。
関東ミルが最近震源地となって全国の市況に影響を与えている。ここ3か月間は先作りも含めて生産量が上がるのと、大江山での事故により自前のFeNiが使用できないため通常より飛躍的にスクラップの使用量が増えており、それを手当てするために躍起になって購入の姿勢を見せているのだが、手あたり次第過ぎて自作自演の市況を作り上げてしまっている。自分で自分の首を絞めている事に早く気付くべきである。
製品価格の上昇を受けて中部特殊鋼ミルがスクラップの値上げを行った。あくまで製品価格に対してなのでスクラップ市況が過熱した結果ではない。しかしながら結果として近隣のミルも同時に値上げを行い、全体的な市況として5円程度の価格上昇は一気に広まる事になった。輸出シッパーも苦しいながらも値上げに付き合わざるを得ないだろう。
実際それ以外での価格上昇要因は正直無い。なのでこれを機に更に上昇に進んでいくという考え方はちょっと違うと思われる。
韓国ミルの来月価格が発表になった。若干の値上げであったが、為替の影響で円建てでは4円のマイナスとなっており、韓国向けシッパーとしてどのような価格政策をしていくかが問われる1週間になりそうである。基本的にはこれ以上値を上げていけるとは思えず、市中の状況を乱すのは中華系の思惑買いのみとなりそうで、それもいつまで続くか微妙なところである。
殆ど動きの無い1週間であった。荷動きが無い訳では無く淡々と流れていった感覚である。韓国向けシッパーも高値は一部に留まり、基本的には価格は停滞期に入った感じである。現状のところLMEはジリジリと下げ方向に向かっているが、円安で何とか円建てだとたもっているので、上げ要素は無く、寧ろいつ下げ方向に向かうのかという懸念もそろそろ出てきてもおかしくなさそうである。